エッセイのおもしろさ

昔は、もっぱら小説を読み漁っていました。

好きなジャンルは推理小説や時代小説でしたが、時のベストセラーや漫画化・映画化した作品の原作なども一通り目を通しています。

とにかくおもしろそうな小説を片っ端から読破していました。

その頃は、エッセイには目もくれませんでした。

何がおもしろいのかさっぱりわからなかったんです。

思えば若い頃の私は自分至上主義で、他人が何を考えているのかなんてあまり興味がなかったんですね、

しかし最近、逆に小説には興味がなくなってきてしまいました。

おもしろいものは、あらかた読んでしまったかなという感じです。

最近の小説は読んでいても新しい発見がないんですよね。

そしてこの歳になって、急に他人の思っていることや考えていることに関心を持つようになり、エッセイを読み漁るようになったんです。

日常の他愛もないことを作家の方々は独特の視点や言葉遣いで表現していて、それがとてもおもしろいんです。

それに日常のことだと「そうそう」と相槌を打つことも多く、奇妙な一体感を味わうこともできます。

まだまだ読み始めたばかりのエッセイの世界、どれだけ広いのか、どれだけ新しい出会いがあるのか楽しみです。